学生コラボSR主義日記

サラリーマンである自身の生き方に革命を起こすべく学生とコラボを続ける活動日記

ゲバラ革命戦争回顧録を読み終えて

ゲバラ革命戦争回顧録を読み終えて
ゲバラ革命戦争回顧録 (中公文庫)

ゲバラがなぜキューバ革命に立ち上がる必要があったのか
そのあたりを知りたかったのですが、
なかなか難しい本で、ゲリラの戦闘日記がつづらてています。
もしかしたら、その中から読み解けるのかもしれませんが、まだまだ十分理解できていません。
登場人物の数もさることながら、場所も転々とするものですからね。状況把握をするには、メモでもとっていかないと。

ゲバラ革命戦争回顧録から得たものとしては、
キューバという国を一側面からしか見ていなかった。反省させられた。
ゲバラ氏は、搾取・非正義行為に対し、闘っていたこと。
ゲバラ氏は、キューバ革命後に、自分が考える理想は正しいけれど、それは周りの考える正義以上のもので、それゆえに孤立してしまったようであるということ。
日本という国は、知らず知らずのうちに搾取され、非正義行為に対し反抗しないような国民性にしてしまうような教育を計画的に受けさせられている恐れがあること。
などがあげられます。

私個人的に、ゲバラ日記に出会うまでは、キューバ=カストロ氏=ゲリラ=危険っていうイメージしか持っていませんでした。
でも、実際には、きちんとした言い分があったことや(搾取・非正義行為)、
現実問題として、現在は、搾取・非正義行為に対しては、戦闘するしか戦う方法がない。
というさみしい世界であること
などを知りました。

共産主義がよいのか、悪いのかは、大変難しい問題で、私には到底答えを出せる問題ではありません。
ゲバラ氏の言い分は正しいけれど、(みんながみんなのために、働く)
現在、こんな小さな会社という枠組みの中でさえ、さぼっている人と大変働いている人に差があるのが現実で、
全部ひっくるめて平等という評価をされるのには、仕事をしている自分としては疑問がある。
どういう答えがいいのでしょうか。

また、ゲバラ氏が考える理想と周囲の考えの不一致による孤立化ということにも、大いに同感でき、
というのは、私も、こんな小さな会社ながらも、こうしたほうがいい。と、いろいろ思っており(もちろん正義とはほど遠いですが)、それを計画・実行していくことにおいて、「孤立」というキーワードを感じないわけではない。
私はその点を注意して計画実行するようにしていますが、そこには妥協も必要で、この部分については私自身も永遠のテーマとなっていくと思います。
革命も、ほどほどでもいいのかもしれません。

でも、搾取されるのは、好きではありません。こんな小さな会社でも。