学生コラボSR主義日記

サラリーマンである自身の生き方に革命を起こすべく学生とコラボを続ける活動日記

混合セメントによるCO2削減対策と京都議定書に示されている事項

■混合セメントによるCO2削減対策と京都議定書に示されている事項
たまにはコンクリート技術屋らしいコラムをひとつ。

コンクリートに携わる人のうち、どれくらいの人が知っていただろうか
セメント産業は、温室効果ガス総排出量の4%に相当するCO2をセメント製造時に排出していたことを。

そして、京都議定書には、セメント使用量のうち25%を混合セメントにすることで、CO2排出量を111万トン削減するということが書かれていることを。

ただ、現状は、21%で横ばいという状態。
その原因としては、品質・施工性・性能そして価格があり、使用する範囲が限られているためであることがわかりました。

同じようなことが、関東の東京・千葉で行われているエコセメント。
こちらはセメントのうち半分をゴミの焼却灰を用いるというゴミの埋立地などを削減することに貢献するコンクリートになります。
ただ、エコセメントも、その加工費などは当然かかるという要因があったり、
ゴミの養分があることに起因する塩化物量が増えるという課題があるのですが、
企業努力により価格は普通セメントと同等。塩化物も抑える使用領域を明確化することで、
より推進できる環境にありながら、
普及が全開に進まない。

普及を促進するには、官民一体となった連携が必要なのでしょうね
民の言い分としては、せっかく取り組んでいるのに、何も見返りがない。というところでしょうか