学生コラボSR主義日記

サラリーマンである自身の生き方に革命を起こすべく学生とコラボを続ける活動日記

野村監督の本 ああ監督を読んで

■野村監督の本 ああ監督を読んで
監督=上司あるいはリーダーと読み替えて読んでいました。

私が技術屋であることから
野球というスポーツが単なる才能だけの戦いだけではなく
プロセスやセオリーなど戦術がある
ということを教えてくれた野村監督に
敬意を表すとともに、
私がこれから社会人としてステップを築き上げていくときに
大変参考になると思い、
また私も野球をやっていたことからも、
野村監督の本は、よく読んでいます

ここに参考になった言葉たちを書き添えておきます。
ずっと忘れないようにね
ここでは、選手=部下 監督=上司とします

上司と部下の要求は常に相反するもの だから部下は思い通りには動いてくれないのが常
それを、思い通りに動いてもらうようにするには
ミーティングを通して、自分の考えを部下が理解するまで説き続け、私についてくれば成功すると信じ込ませる
そのため、仕事に関する知識はもちろん。人格や言動や社会常識など選手に劣るようであってはならない

組織はリーダーの力量以上に伸びないという原則論がある

名参謀が名監督になれないのは
知識や技術を部下に伝える能力と
部下を起用し意のままに動かし、目標に向かって導く能力は
別物だから

上司の器とはなにか
信頼 人望 度量 貫禄 威厳 表現力 判断力 決断力
信は万物のもと
この人についていこうと思わせるか
度量は、近視的視野であってはならないということ 試合は長いもの
部下の一度の失敗で烙印を押さない
本人が失敗の原因を理解し足りないものを自覚させる
貫禄や威厳は部下にやらなければならないという気持ちにさせる
上司は話が出来なければならない
表現力を上げるには本を読むこと
安岡正篤氏の活眼活学という本
なんでも政治経済界のリーダーはバイブルとして読まれているそうです
挨拶とは開く迫ると読むそうで、人の心を開いて相手に迫ること
判断には基準があり、それを実行に移すのが決断 決断は一種の賭け

野村監督のボヤキは、そのメディアを通して選手に考えさせ、奮起させるのにも使っている

部下を動かす6つのファクター
恐怖で動かす
強制して動かす
理解して動かす
情感で動かす
報酬で動かす
自主的に動かす
これらを部下の性格に合わせて使い分けることが必要なんですね

恐怖とは やらなければ怒られる という気持ちにさせること
強制とは 罰を与えるなどする
理解とは 部下の特徴や個性性格を理解したうえで適材適所に配置して動かす
情感とは この人のためならと思わせる ほめて動かすも同じ
報酬とは ニンジン
自主的とは 部下の気持ちを尊重し、まかせることで自ら動くように仕向ける

技術力の壁を打ち破るためにあるのがデータ。
野球でいえば、来た球を打ち返す技術が足りなければ、どういった球が次に来るのかわかれば、打つ確率が上がるということ
それをどう実践するかというと
ストレートが来たら打つ
という考えだけでなく
ストレートのストライクだけ来たら、バットのヘッドが下がらないように打つ
と、ここまで具体的に考えること。これが準備すること。

財を遺す(のこす)は下 仕事を遺すは中 人を遺すは上

人間的成長なくして技術的進歩なし
仕事と人生を切り離して考えることは出来ない
仕事を通じて人は成長し、成長した人間だけが仕事を通じて世の人のために報いていく それが人生であり、人として生きる。生かされることの意味
人のあいだにあってこそ 人のためになってこそ 人間と呼べる
親孝行できる人は大成する 親に楽をさせてあげたいという気持ちでがんばるのもハングリー精神

人を作るには
無視 賞賛 非難
箸にも棒にもかからない状態では無視をし
少し希望が見えてきたら賞賛し
一人前と認められるようになったら非難する

鈍感は最大の罪
感じる力を持っていなければ、眠っている素質を開花できない

上司としては、いかに気づかせるかが大切

というあたりが、メモとして残しておきたい点でした。

非常にシンプルなことですが、難しいことばかりです。
でも、いつか、リーダーになることを考えていくと
こういったことをひとつずつ実現して実行していきたいものです。