学生コラボSR主義日記

サラリーマンである自身の生き方に革命を起こすべく学生とコラボを続ける活動日記

みなさん 土木やコンクリート製品に何を望まれますか?

今日は、コンクリート製品の技術屋らしいお話をひとつ。

コンクリートについての講習会の話を聞きながら、いろいろとイメージしていました。


まず、最近の話題に近いものとして
「これからの耐震設計は、壊れない構造物ではなく、壊れても大丈夫な構造物にしていかなければならない」
★想定外だった★ことで、さまざまな被害が出てしまった今回の震災。

これからは、想定外のことが起きて壊れても、被害が甚大にならないような設計・デザインをしていかなければならない。
そのためにも、私たちは性能設計を理解し、提案し、顧客にも理解してもらわなければならない。

とかく、コンクリート=固いという発想から、
耐震設計=壊れない というのが当たり前だった。
これを
耐震設計=壊れても大丈夫 といった発想に変えてみたい。
そう思った。
「想定外の荷重がかかった。でも皆が非難するまで持ちこたえた」こんなイメージだろうか


次に循環。
循環型社会の創出は、地球環境を守る。
自分の子供、そのまた子供、そのまた子供・・・とつなげていくためにも、
今できることを我々はしなくてはならない。

みなさん知っていますか?
「お宅の台所のステンレスを1kg作るのに、30kgものゴミを出しているのを・・・」

私は知りませんでした。
ステンレスは錆びないからいいじゃん。じゃんじゃん使ったほうがいい。
そんな安易な考えを持っていては、循環型社会にならない。
もちろん、ステンレスは耐久性がありいいものだから、使わないようにする必要はない。
我々ができるステンレスのゴミを循環できるように、コンクリート製品でできることをすべき。と思った。
やればできるんです。配合を工夫してステンレスを生成する過程で発生するゴミをコンクリート製品に活用することは。
でも、「高いから売れない」「手間がかかる」・・・などなど
半年前の自分は、言い訳を先に考えてしまっていた。
でも、マーケティングをかじり始めた今は違う。
「だからできない。ではなく、じゃあどうするか?」という発想でクリアしていきたい。


最後に
「住み続けたい街を作るコンクリート製品になろうよ」
という言葉。

私たちコンクリート製品業界は、一般的民間企業と違うのが「公共性」が伴うこと。
今まではそれを元に、勝手に自分たちに壁を作ってきていた気がする。
今でも残っているのが事実。

それを一枚ずつ壊していかなくてはならない。

市民の満足度を上げるんだ。

この製品を使ったら、涼しくなって住みやすい街になったよ!
この製品を使ったら、段差を感じなくなった。車椅子でも快適な自慢の街さ!
この製品を使ったら、ステンレスのゴミの埋める場所を気にしなくてよくなったんだ!

こんなことを実現していかなくちゃいけない。
まだまだ自分の実力は足りないが、実現していかなくちゃいけない。
実現したら、会社の。コンクリート製品業界のブランドが向上するに違いない。自分の仲間が本当に誇りを持って仕事できるに違いない。自分の仲間が幸せになるに違いない。
そう思うから。


よかったら皆さんの声を聞かせてください。

「みなさん 土木やコンクリート製品に何を望まれますか?」