学生コラボSR主義日記

サラリーマンである自身の生き方に革命を起こすべく学生とコラボを続ける活動日記

hondaの真髄って聴きたくないですか?

聴いたんですよ。本田宗一郎氏と一緒に働いた方から、
「たった34人のロクでもない社員の集まりが、12兆円を売り上げる企業になったDNAを」
でも、私の頭は、ハンマーでメタメタに殴られました。

ちば新事業創出ネットワーク 平成24年度セミナーに参加した。
後半は、ホンダでエアバックを16年間研究し続け、日本で初めて商品化した小林三郎氏の講演。

『新製品を創るのに、営業に「お客様の声を聞いてこい。って言ってる?」馬鹿いってんじゃねーよ』
と、営業から意見を聞いて新製品を開発している私は、ハナから叩かれる。

「お客様の声を聞いて商品化。別に悪くはねー。でも、それは開発つまりイノベーションじゃねぇ。
 オペレーションなんだよ。」

これ、前半の講演で違和感を感じた
『聞くのではなく、じーっと観察し、自分なりに感じて考案すること』
が、ハンマーと具現化して、頭に落とされた感じ。

さて、こんな調子で、ホンダのDNAを話し始める。

全部書いていたら、参加された方に悪いので、箇条書きで整理します。
・ホンダには敬語がない。肩書きで呼ばない。○○部長なんて呼ばれる奴は3流。○○さんで2流。サブチャンとか愛称で呼ばれて1流。 ご存知のとおり、本田宗一郎氏は「おやじ」
・とにかく新しことをどうやるか?しかない
・なぜ革新性が衰退するのか?それは「平凡なリーダー・優秀大学の社員・年寄りだらけ」
・イノベーション(ユニークな本質発掘)には、経営学が害になる。40歳以上やエキスパートはいらない
・ホンダ哲学「本質志向・コンセプト志向」要はコレ
・目的と手段をきちんと理解すること
・新価値創りが目的で、技術は手段にすぎない
・本質を熟考するための3つのクエスチョン
・本質を考えるトレーニグをすることの重要性
・ひと言で言って、何だ? つまり、複雑なことも、一言で言わないと馬鹿にされる
・世界一になる方法 それは、本質熟考「どうやったらお客様の喜びを最大にできるか?」
・良いコンセプトができたら、必ず良い商品・技術ができる
・コンセプト、仮説
・とにかく現場を見ろ。読んだり聞いたりよりも、実際に体験すること
・異質な人と本質議論する

そして、この締めくくりに
「革新と改善を混同しないことだ。SWOT分析だのベンチマークだのは、
 改善でしかない。ちょっとした向上でしかない。
 革新は『違い』であり、そこには哲学・想い・コンセプトが必要」
「少子高齢化?そんなこと言っているオマエは巣鴨に3日くらい行ったのか?」
「コミュニケーション不足の若者が増えている?そんなこと言っているオマエは、パソコンとしか話せねえ奴らが行くメイド喫茶に行ったのか?」
と、KOされる。

最後に、
「イノベーションを起こすために最も大切なものは?」という質問に対し
ホンダOBの9割が同じ答えをしたそうだ。それは・・・「想い」

そして、念を押す。
「とにかく新しい事やらねーと日本は沈没だよ。2050年にはGDP8位だよ。
 中国やアメリカはしゃあない。でも、ブラジル・メキシコ・インドネシアより下だぞ。
 だから、とにかく新しことやれ。
 本質を熟考して人間力を高めろ」

どうですか?
現地にいた方でないと、この雰囲気・パワーは掴めないかもしれませんが
ホンダのDNAを知っても、それを取り入れることは、甘くない。相当甘くない。
そう感じてもらえたら。
でも、それで終わりじゃなく、できることからやっていく。

「本質を討論する場」
「ビジネスモデルキャンバスを描くトレーニング場」
これ、千葉に作ろう。