学生コラボSR主義日記

サラリーマンである自身の生き方に革命を起こすべく学生とコラボを続ける活動日記

メジャーリーグの育成から教育について仕入れた

コンクリート業界の雑誌で、メジャーリーグの育成についてのコラムが書いてありました。

このコラムに書かれたメジャー球団の事実から、以下のことを仕入れることができました。
・下積みの大切さ
・企業としての育成に対する考え方のひとつ
・育成のポイント

これらのことについて、気になった方は、読み続けてください。

メジャーリーグ球団にドラフトされた選手が記者会見の場で、「来年の開幕メジャーのベンチ入りを目指します」
なんて言う先週は、ほとんどいないという事実。
(どっかの国のドラフト選手とは、大違いですね)

なぜか?
「マイナーでの修行期間が無かったため、野球の技術をはじめ
 メディアからのプレッシャー・ケガや故障に耐える精神力など
 人間力が備わっていないから」とのことです。
ドラフト後、すぐメジャー昇格し、話題を呼んだ選手が何人かいたそうですが、
ことごとく、スターとなることもなく、記録を残すこともなく、球界を去っている事実が裏付けとなっています。

このことから
「下積みの大切さ」を感じ取ることができないでしょうか?
就活している学生にも当てはまりますし、
もちろん、自分も当てはまります。


新しいことをして、すぐ成功する。って思っていないか?
「下積み」って、『いつになっても』必要なことだな。と考えました。


また、
メジャー球団は、「いかに世界が認める大スターを生みだすか?いかに選手をメジャーで長く活躍させるか?」
を常に考えているそうです。
マイナーでの修行期間、球団は選手に経費を惜しみなくかける。
じっくり選手を育てることで能力が開花し、やがてスターとなって球団に利益をもたらしてくれる。
そこで初めて先週も球団も、お互いが利益を生むことになる。

メジャーリーガーになるまでの平均期間は、5年間とされている。

この一文から、
企業としての育成に対する考え方のひとつ
を仕入れることができるのではないでしょうか?

最近の採用活動では、「即戦力」を求めがちですが、
先の即ベンチ入り選手の末路と重ね
「しっかり温める」必要があるのではないでしょうか?

5年間(がいいのか、わかりませんが)しっかり育てていくことが、
活躍する社員を生み、そこでやっと企業と社員の互いが利益を生むことになる。

と、読み変えられないでしょうか?

私は、こうとも解釈しました。

5年間、しっかり育てられ、
活躍社員となり会社に利益をもたらし、そこでやっと自分と会社の互いが利益を生むことになる。
(すぐに給料増えないな〜とか言ってないか?)

つまり、
企業としての育成に対する考え方のひとつとして
「企業も、社員【自分】も、育て、育てられ、それからやっと互いの利益が生まれるんだ」
という考えを持つこと。

どうですか?この解釈を手に入れることで、
「新人としての働き方。部下を育てる上司としてのあり方。」
が変わってくるのではないでしょうか?


最後に、
メジャー球団は、
プレーヤーズディベロップメントという選手育成を行う部所があり、
各選手に合わせて育成プログラムを作るんだそうです。
しかし大切なのは、この次
「選手をメジャーリーガーに育てる、といっても育成方針は各球団様々。
 育成方針は球団を映し出す鏡でもあり、誇りでもある。
「親が子供を育てるのと同じように、選手を見れば球団がしっかりとした教育方針を持っているかがわかる。」

いくつかの球団の教育方針が後に記述されていたのですが、
どの球団も、野球技術の他に必ず、このことが記されていました。

行動のしかた。身だしなみ。話しのしかた。
など『人間性』についてのことです。

そして、
先日、東北新幹線で読んだ会津藩の家訓を思い出しました。

この一連の事から、
育成のポイントを仕入れることができるのではないでしょうか?


『しっかりとした教育方針を持つこと』


また、
子供を持っている方。ドキっとしませんでしたか?


もう一度、社員・学生・子供の教育方針を考えてみては。

この記事が、皆様の「教育方針再考」のきっかけになったら、幸いです。