野球をやらせている理由

息子へ

今日は、

なぜ、野球をやらせているか？
を伝えるね。

もしかしたら、あまり野球好きじゃないかもしれないね。

なのに、無理言って、野球に行ってもらって、申し訳ない。

私が、野球をやらせている理由は、3つある。

1.小学校でお友達ができる。仲間ができる。

2.大人になって野球ができると仲良くなるきっかけとなる。

3.。。。。。

ひとつづつ、話すね。

1.小学校でお友達ができる。仲間ができる。
小学校に入って、野球していれば、

お友達もできやすいと思っていたけど、

関係なかったね。

これは、私の予想が外れた。（今のところ）

私のころと違って、学校帰りに野球しないんだもんね。

2.大人になって野球ができると仲良くなるきっかけとなる。
でも。

野球って、男の子は、ほとんどやるし、

大人になって、やる機会もあるんだ。

その時、ちょっとでも、デキた方が楽しいだろ？

元気な大人になるには、

仕事ができるだけじゃ、ダメなんだ。

「仕事外で付き合える人を持つこと」

が大切なんだな。

野球ができると、

サッカーも、テニスも、結構イケる。

野球をずっと、部活で続けるところまで求めないけど

「野球」「サッカー」「テニス」

のいずれか大人になっても楽しくできるものがあると、

楽しく過ごせる確率が格段に上がる。

私が大学時代、「スラムダンク」ってマンガが流行っていて

バスケのサークルに入る人が多かったけど、

会社に入ってみると、

やっぱ野球だった。

ソフトボール大会があってね。

話すのが苦手な私も、先輩や、他の部署の方々、

そして、怖そうな工場の人たちとも

仲良くなることができたんだ。

野球がきっかけでね。

それに、今は、

「テニス」を楽しくやれていて、

テニスをやらなければ出会えなかった方と

たくさん知り合い、いろんな話を聞くことができている。

これって、たった一度の人生。

貴重なことだと思う。

そして、最後の3番目。
私の大好きだった父（ふたりのお祖父さんだね。通称ジジちゃん）

とキャッチボールしてほしかったんだ。

私の父は、それを楽しみにしていて

グローブを捨てずにとっておいたんだ。

でも、する前に、天国に行っちゃってね。

ホント残念で仕方がないよ。

ポルテに入って、グローブを買った後

初めてキャッチボールした日のこと。

まだ覚えている。

春で、青空いっぱいでね。

「きっと、ジジちゃんも見えるだろうな。よかった。」

と思っていたさ。

私の父は、到底かなわないほど

心が大きくて、やさしくてね。

たっぷりの愛情を持って接してくれたんだ。

だから、退職したあと、たっぷり

ふたりとキャッチボールして欲しかったんだ。

これからも、いっぱい、キャッチボールしようね。

ジジちゃんも、見たいだろうから。

ジジちゃんの代わりに、私が受けるから。

大きくなって、速くなったふたりの投球を。

最後に。

私たち親は、

二人が、大人になって元気に暮らしてほしい。

ただそれだけを願っているんだ。

また書くね。