大学の現場で痛感!本質を知るのはカンタン。でも本質を掴むのは甘くない
先日、東邦大学ユニット科目の授業最終回をしてきました。
半年間の授業に対し、
「授業と会社での仕事を結びつけ、学生のモチベーションを向上させること」
がミッションでした。
授業を通じ、「本質を伝えることと、本質を掴んでもらうこと」について経験をし、学んだので、この記事を書きました。
授業については、
限られた時間でしたが、主に以下の3つを行いました。
・「楽しい社会人生活を送るには」と題し、毎回ワンポイント・ミニ講義をした
・メールフォローを授業毎に行った
・彼らのワークおよび報告プレゼンに対し、就活・社会と結びつけたフィードバックをした
授業終了後、こっそり学生にホンネを聞くと
「彼らのワークおよび報告プレゼンに対し、就活・社会と結びつけたフィードバック」
が一番勉強になったようです。
このことから、
学生は、自身の身近な問題に、一番興味を持つ。ということが
確認できたと考えます。
モチベーションを引き出すポイントと言えますね。
また、
「会社に入って仕事で役立つ情報」や「就活に役立つ情報」
は、関心度が高いので
よくメモを取っていました。
本当に「会社に入って仕事で役立つ情報」や「就活に役立つ情報」は、
本質的な要素が多い。
ということは、
皆さんもご存じのことと思います。
なので、
この授業を通じて、
学生に「本質を伝えること」はできたと思います。
学生側からすると「本質を知ること」はできたと言えますね。
しかしながら、授業を終え、時間が経過し、
こんな疑問が沸々と湧き上がってきました。
『本当に、わかっているのだろうか?』
学校の先生や、社会の諸先輩方がよく感じることなんだろうって思います。
結論から言うと
『本当に、わかってはいない』
と思います。
これは、彼らが悪いのではなく、
伝える側も悪いのではなく、
『本質を掴む=本当にわかる』には反復が必要で、時間が必要なのです。
よく
リスクを取って挑戦することが大切!
って言葉を聞きますよね。
聞く方の多くも「その通りだな」
って、思うはずです。
でも、そのことについて
『本質を掴む=本当にわかる』人というのは
何度も挑戦し、失敗した人だけなんですよね。
私は、就活生に対し
「内定がゴールじゃない。内定を取る小手先のテクニックじゃなく、成果を得られる社会人になる方法」
について、伝えています。
しかしながら、そのことを
本当にわかることができたのは、
内定を獲得した後も参加し続けてくれた就活生だけなんだろうな。
って思います。
つまり、
本質を知るのはカンタンだけど
本質を掴むのは甘くない
ということ。
本質を掴むには、
・継続した学び
・実行を伴う学び
が重要である。
いや、必須である。
と言えると考えます。
当たり前のことですが
そんな当たり前のことを
深く学ぶ機会をいただいた
朝倉先生・柴田先生。
および授業を受講してくれた学生の皆様に感謝したい。
そして、どうか
「成果を得るには、継続した学び・実行を伴う学び」が必要なんだ。
ということを信じてもらい、
これからも、わかちば。など僕らの活動に参加していただき
みんなが成果を得るお手伝いをさせてほしい。
って、切に願います。