学生コラボSR主義日記

サラリーマンである自身の生き方に革命を起こすべく学生とコラボを続ける活動日記

千葉ロッテ井口選手に学ぶ魅力ある上司になる3つのポイント

先日、千葉ロッテマリーンズ・井口資仁選手が引退しました。
引退に対する惜しまれ度合いは、私の予想を大きく上回るものでした。

 

なぜ、こんなにもファンから惜しまれ、後輩から慕われていたのだろう?と思い、
井口選手の引退にまつわる記事から、魅力ある上司になる3つのポイントを学びます。

 

 

若手を気に掛ける

 

1つ目は、若手を気に掛けることです。

 

以下、3つの記事を読み、井口選手は、若手一人ひとりに、きちんと向き合い、気に掛けている。
ということがよくわかります。

 

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初めて1軍に昇格をした頃。ベンチでどこに座ればいいか分からずに困惑をしていると、井口に手招きをされて、隣の席を空けてくれた。「とりあえず、大きな声を出すことだよ」。そう言って和ましてくれた。

2年連続全試合出場をして迎えた15年5月20日のライオンズ戦。不振にあえいでいた鈴木はスタメン落ちを言い渡され、連続試合出場が止まった。試合に勝利をしてスタンドに挨拶を行い、ベンチに戻ろうとした時に、ポンと後ろから肩を叩かれた。振り向くと井口がいた。

「明日からまた頑張ろう。やるしかない。出直そう」

悔しい想いは表情や態度に出さないように強く心がけていた。ベンチで大きな声を出し、笑顔を作ってきたつもりだった。それでも大先輩は気持ちを察し、誰よりも先に声をかけてくれた。それが本当に嬉しかった。

 

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京セラドーム大阪での試合後に中村ら若手選手が集められ伊東勤監督から叱責をうけた。消極的にプレーをしている姿を指摘された。その翌日、井口は指揮官に申し入れた。「彼らを食事に誘ってもいいですか」。若手に心のフォローをしてあげたいというベテランの心配りだった。その意図をすぐに察した伊東監督は「ちょっと、いろいろと話をしてあげてくれ」と快諾した。

「監督と同じように感じていた部分もあったしね。彼らをなんとかしてあげたいという思いがあった。食事に連れて行く事で、いろいろな事を伝える事ができればと思ってね。なにかヒントになるような話ができればと思った」

もちろん、ロッカーやベンチでアドバイスをすることもできる。でも、その時は食事をしながら、じっくりと話をすることが大事だと感じた。だから、若手たちを連れて食事に出かけた。たわいもない会話もしながら、野球の話をする。じっくりと時間をかけて話せることもあるし、普段は遠慮をして質問ができない若手を和ませることで自分たちから疑問に感じている事を積極的に聞ける状況を作ってあげた。

 

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平沢が生まれた時にはすでに井口はプロ入りをしていた。高校3年生の娘とたったの2歳違い。そんな年の差だから、なかなか会話は発生しない。井口もあまり話しかけることはしなかった。それにはベテランなりの配慮があった。

今、彼には話しかけるタイミングではないと思っていた。彼は今、自分でいろいろと考えながら頑張っている。いろいろなことを試しながら自分のいいものを見つけようとしている。その作業はとても大事なことで、自分が口を挟むべきではないし、安易にアドバイスをすべきでもない。でも彼の動きはずっと見ている」

 

この3つの事例から、井口選手は、
人それぞれ、かつ、状況に応じ
若手に接していることがわかりますね。

 

謙虚

 

2つめは謙虚であることです。
日本ハムの大谷選手もそうですが、井口選手も謙虚です。

 

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『実るほど頭を垂れる稲穂かな』。詠み人知らずの句。稲穂は実れば実るほど、重みで稲先を垂れ、頭を下げていく。そのことから、力がついて成功している時こそ、謙虚に生きていきなさいという戒めの句を教えてくれた。

「プロ野球選手というのは、野球で活躍すればすごく評価されたり、周りはもてはやしてくれたりするけど、それはすなわち人間的に偉いということでは絶対にない。その辺を勘違いしないようにしたい。いつもお世話になった人への感謝の気持ちを忘れずに謙虚な気持ちで日々を過ごしたいという思いがある」

 

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身近で共に自主トレをすることで刺激を受けたのは、そのストイックな練習だけではなかった。誰にも分け隔てなく接してくれる態度、そして気遣い。メジャーで2つのチャンピオンリングを手にしたほどの実績溢れるスーパースターが見せる人間性に、あるべきプロ野球選手の姿を学び取った。

「オフの日にバーベキューをみんなでやるのですが、率先して買い出しに行ってくださる。自分は食べないでお肉を焼いて、若手のお皿が空いていると『もっと食べないと大きくならないぞ』とお肉を入れてくれるんです。自主トレには色々な選手が集まってくるのですが、井口さんのそういった人間性に惹かれてくるのだと思います」

 

見習うべき行動がありますね。

 

一番は「背中で見せる」

 

そして、なんといっても井口選手が若手を惹きつけて止まないのは、
言うだけでなく、自らの行動で示す。
いわゆる「背中で見せる」ってやつです。

 

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この男の凄さはどんな場面でも痛さを表情に出さない事。勝負の世界に身を置く男として、どんな状況でも相手に弱みを見せまいという強烈な気迫が感じられる。

打席は、相手投手との読み合いでもある。だから、死球を受けた後に、腰を引くわけにはいかない。そんな時にこそ、グッと一歩、踏み込んで力強く打ち返す。もうインコースはないと決め、狙い打ちをすることもある。痛いという感覚より先に、次にいかに打つかに頭を巡らせる背番号「6」の姿はプロフェッショナルそのものだった。

痛みをこらえ、立ち上がる。あえて敵に弱みを見せないため、涼しい顔を見せることもある。その背中を若手の多いマリーンズの選手たちが見てきた。自分の立場も分かっていたからこそ、弱い姿勢は絶対に見せまいと決めていた。

 

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三木には忘れられない思い出がある。ある時、首脳陣から若手選手たちが全体練習前に早めに球場入りしての特守を言い渡された。数日後、「明日はナシ」と通達された。そして翌日、全員が指示された全体練習に合わせて集合をした。この光景を見ていた1軍首脳陣は若手選手たちに苦言を呈した。その後、ロッカーに戻った時、井口からも声をかけられた。

「言われた意味はどういうことか分かっているよね? やらされているから、やる。やらされていないからやらない。それではただ、やらされて練習をしているだけ。何のために練習をするか、自分にはどんな練習が足りていないかと考えて、自分のためにどれだけ毎日の時間を有効利用して行うかだよ。この世界で生き残るのはそういう人。オレもメジャーも含めて色々なチームを見てきたけど、凄い人はみんな時間を自分のために有効利用をしていた」

「井口さんはホームゲームでの練習時間でも若手と同じぐらいの時間にグラウンドに出てきて、若手と同じようなメニューを消化して体を動かしている。今年は代打の場面も多かったけど、ベンチで見ていてとても入念に準備をして備えていた。準備をする大切さを教わった」

 

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「言葉ではなくて行動で示せる選手は本当にカッコいいと思います。誰もが出来ることではない。憧れますし、目指したい。これからのマリーンズはボクも含めた若い選手の底上げが絶対に必要。ボクも試合で結果を出して、井口さんも満足するようないいチームにしたい」

 

いかがでしたでしょうか?

 

・若手を気に掛ける
・謙虚
・背中で見せる

 

この3つを意識することで、引退時に若手から惜しまれるような上司を目指したいものです。